『山高きが故に貴からず』


深田久弥氏の名著「日本百名山」

記紀にその名がしるされ、

万葉びとが畏れを抱き、

平安歌人によって歌われ、

俳人芭蕉はその雄峰を讃じ、

北斎や大雅を魅了しつづけ、

宮沢賢治が四行詩に歌った、

日本人の生活と精神的風土に深く結ばれて

きた名峰百座が記されています。


深田氏は、単に山が高いというだけで名山を選ぶということはしませんでした。

選定の基準の第一に「山の品格」を置いたといいます。


「高さで合格しても、凡常な山は採らない。

厳しさか強さか美しさか、何か人を打ってくるもののない山は採らない。

人間にも人品の高下があるように、山にもそれがある。

人格ならぬ山格のある山でなければならない」


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ブログ:『山高きが故に貴からず』より
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